ヤマト関連の話題を3つ
その1)山崎監督トークセッション
ご本人がお忙しいとのことで、★のさんの代理でAutodesk 3December 2010に行ってきました(★のさんありがとうございます!)。お目当てはもちろん「SPACE BATTLE SHIP ヤマト」山崎監督のトークセッションです。
監督の生の声を聞けるなんて感激です。ヤマトのVFXは Mayaで作っていたものの、発進シーンの岩盤破壊が3カ月たってもうまくできなくて、3ds Max+プラグインにしたら1カ月でできたと。Autodesk社は、Mayaと Maxと異なる業務用の3Dソフトをなぜ両方販売?と思ったら、Mayaは買収されたのですね。監督も Mayaと Max統合してくれ~と笑いを誘ってました。
あれだけの映像を白組の少ない人数で作ったとは大変驚きで、さらにあれだけの映像をhp社のPC(ウチのサーバじゃないのが残念)と Linux/Windowsと、ソフトウェアで作れてしまう、ということに驚きました。もちろんそうしたインフラだけでなく、作る人のスキルとセンスとやる気があってこそ、でしょうけれど。
私もこんな仕事をしてみたかったなぁ。でも仕事にしたらとてもやっていけないでしょうけれどね。
12月1日発進作戦がうまくいったのか、ヤマトはハリーポッターも抜いて興行の初動が良いようで。このままヒットして欲しいです。私ももう一度に見行きますよ。
2)1/500スケールプラモデル
バンダイさん、よくぞ新しいヤマトを出してくれました。
ヤマトPART1を強くイメージしたスタイルに1/500というスケールが素晴しい。ただ1点の難は、艦首魚雷発射管が喫水線上に乗っていないことですかね。いかにもPART1の作画らしい味がありますが、宮武さんの設定画ではどれもちゃんと喫水線に乗っているので、私の中ではそれが正でして。
これが売れたら次はアンドロメダ、という噂も。アンドロメダも(超合金魂の様に)「さらば」のイメージで、となりそうですが、PS版でリファインされた以降の模型のトレンドというのは確実にあるので、ぜひ新造戦艦らしく現代風のデザインで出てほしいです。
でも個人的には1/500復活篇ヤマト出して欲しいです。復活篇ヤマトはいいデザインですよ、バンダイさん。
その3)大クロニクル
今このタイミングで松本零士さんにフィーチャーしたヤマト本が出るのが嬉しいですね。
松本さんや、ぬえの加藤直之さんのインタビュー記事で、松本さんとぬえの関係や分担などがしっかり書かれているのが興味深いのですが、一番の驚きは、加藤さんが描いたと言われる番宣ポスターのヤマト、実は加藤さんは色塗っただけだったと。ならば1/350の箱絵はやっぱり宮武さんに発注すべきだったんじゃないの~。
ヤマトは大和を改造したんじゃない、という松本さんのお言葉にも、今更ええっ!!って感じです(笑)
復活篇や実写版、それから大ヤマト零号以降、松本零士さんはヤマトからすっかり、という感じですが、ヤマトがあのデザインなのも、古代、ユキ、スターシャの存在も松本さんあってこそ、です。
ヤマトイヤーだけあって、これ以外にも超合金魂のヤマト、アンドロメダや、TEAM STRIKE!さんの復活篇イマジネーションシリーズなど続々模型が発売されてますが、流石にお金が続きません。
でもバンダイさん、実写版コスモタイガーに沖田艦もよろしく!
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コメント
山崎監督のトークセッション、私も行きたかったなぁー。
でも、ちょっと今は時間が無いっス…。
少しでも楽しんでいただければうれしいです。
1/500は買うかどうか悩み中です。何故なら、私はまだ1/350を持っていないのでした。
でもでも、1/500の売れ行きでアンドロメダの商品化が決まるのなら、買ってもいいかなぁ。
何はともあれ出費がかさむこの年末、お財布と相談していますです。
投稿: ★の | 2010/12/08 10:41
★のさん
素晴しい機会をいただきありがとうございました。本当に楽しい時間でした。
その他の話題や感想としては、
・今回のヤマトは全長500メートル級。第一艦橋(監督はブリッジと言ってましたが)の広さからの逆算でそうなった。
(それでも実写版の艦橋内はかなり窮屈なイメージなので、更に広い艦橋のアニメ版ヤマトは1000メートル級になってしまうのかも)
・監督に話が来る時には、○○○(ネタバレになるので伏字)の要素を含んだ映画になることが決まっていた。つまり脚本は既にある程度決まっていた。
・アナライザーを登場させるつもりはなかったが、白組の一人の強い要望(アナライザーが出ないんだったらやらない位の)があり、その人に任せることにより出番となった。
・沖田艦は大まかなモデリングに対し、艦尾部分を監督が手書きで詳細に描いたものをベースにモデリングされた。(沖田艦の艦尾がアレに似ているのは、そのせいかも)
・監督はシブイ感じの人だった
といった所です。
投稿: BUTCHY | 2010/12/08 23:32
ヤマクロの感想ありがとうございます。本書の企画意図をご理解戴いてのコメント、大変嬉しいです。
投稿: 編集者E | 2010/12/09 23:10
編集者Eさん
編集の方からのコメントいただけるとは光栄です。
アニメ放映から久しい今、ヤマトに関して新しい発見がある書籍が出版されるなんてありがたいことです。そうした発見も松本零士さんをフィーチャーしたからこそかと。
ヤマト実写版をもう一度見に行くつもりですが、この書籍を読んでまた違った視点で映画を見られるのではないかと思ってます。PART1もまた見たくなりました。
いい書籍の企画編集出版ありがとうございました。
投稿: BUTCHY | 2010/12/10 07:29
作業時間がとれず、ペパ苦戦中ですが、
週末に1/350を買いにいきました。
箱のデカさにあらためて圧倒され、
「完成させても倉庫行きになりそう…。もう少し手ごろなサイズで良い造形のモノがいいなぁ」
と感じてしまい、
結局、1/500を買っちゃいました…。
投稿: ★の | 2010/12/13 09:56
★のさん
ウチの1/350完成品も物置の部屋でただ保管されているだけでして、1/500は賢明な選択かと(笑)
お時間無い中、そして今のこの時期に1/350を買おうという意気込みが素晴しいです!
こんなに1/500売れているので、ぜひアンドロメダも。バンダイさん。
投稿: BUTCHY | 2010/12/14 07:26
アンドロメダが出るとしたら1/500スケールなんでしょうか。それはともかくガンダムの新作やらヤマトの新作や実写リメイク、近頃はトロンの3Dリメイクとなんだか同世代のおっさん達が頑張ってるのか、いろいろとワクワクしますね。
おっさん万歳!!
投稿: quogli | 2010/12/15 00:24
quogliさん
おっさんは頑張ってますね。私も頑張ってます。
若い人もガンバレ!(笑)
投稿: BUTCHY | 2010/12/16 00:09