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2009年8月の11件の記事

2009/08/23

巡洋艦 紙と糊

今日は巡洋艦の試作で使っている紙と糊について書いてみます。

ペーパークラフトで使用する接着剤としては、木工用ボンドやGクリヤーがメジャーだと思います。木工用ボンドは、硬化するまでの粘着力が弱いのと、水分が多いため付け過ぎるとプリンタで印刷した塗料が見事に変色してしまうのが弱点です。Gクリヤーは扱いやすいですが、有機系なので臭くて長時間使うと頭が痛くなるのが問題です。


Jy42

私が最近使っているのは、コニシ株式会社の「ボンド 発泡スチロール用」です。Gクリヤーと同じくらいの強い接着力がありながらも、Gクリヤー様に糸をひかないので、非常に扱いやすいです。ただやはり有機系ではあるので換気には注意する必要がありますが、Gクリヤーほどは臭いもキツくなく、私も頭痛は感じません。臭いはビニール風船の様です。

そして紙です。今までのアンドロメダなどでは、ITO-YAの0.166mm厚を使っていましたが、今回はKOKUYOの「スーパーファイングレード 厚みしっかりタイプ 0.15mm厚」を試しに使っています。

0.016mm薄くなっただけですが、今回の0.15mm厚は、切りやすく、折りやすく、工作する時のストレスが今までよりも少なくてサクサク作業が進みます。0.166mmは少し厚くて仕上がりがゴワゴワ・ケバケバした感がありましたが、0.15mmは厚さ・強度のバランスもよく仕上がりもシャープです。また、今のところ黒しか印刷しか印刷していませんが、塗料のノリも良好の様です。

接着剤・紙ともに今後もいろいろ試していきます。


Ch3

2009.8.29追記

商品を見つけやすいように写真を追加しました。

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2009/08/19

メタセコイア プラグイン TsuraIchi機能追加

TsuraIchiに、X, Y, Z軸方向に頂点を移動する機能追加を行いました。

 

Tsura03

1つの面と1つ以上の面を選択して、X軸方向に頂点を移動させるプラグインを実行すると、

 

Tsura04

頂点のY, Z座標が固定されたまま、X座標のみが変更されて面がツライチになります。

 

Tsura05

正面から見ると、

 

Tsura06

Y座標が維持されているのが分かります。

 

Tsura07

立体の全ての頂点と、1個の面を選択してX軸方向に吸着させると、

 

Tsura08

Y-Z平面上は、何も変わっていないように見えますが、

 

Tsura09

斜めから見ると、頂点がX軸方向に移動し、面に吸着してペチャンコになっているのが分かります。


Tsura10

指定した軸と選択した面がねじれの位置にある場合はもちろん吸着できませんが、限りなくねじれに近い状態で実行すると、

 

Tsura11

頂点群が果てしなく遠方に飛ばされてしまいますのでご注意下さい(笑)


移動する方向の軸以外の頂点の座標を維持したまま面に吸着できるので、法線方向に移動する場合よりも、ペパクラのモデリングには使いやすいと思います。

ダウンロードはこちら。


今回の拡張で、私がペパクラ用モデリングで欲しかったプラグインが機能的に完成しました。ぼちぼち工作を進めていこうかと思います。

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2009/08/17

メタセコイア プラグインの今後

プラグインについてググッていたら、私の作ったプラグインと同じ機能や更に素晴しい機能のあるプラグライン hojyo_tools をたまたま見つけました(「リンクはしないで下さい。」とのことなので、リンクは書きませんが)。やっぱり同じことを考える人はいらっしゃるのね。

ペパクラ用にモデリングすることを前提としたプラグインの様なので、私やペパクラを作っている人にとっても非常に役にたつツールだと思います。

私のプラグインもあまり意味がなくなってしまいましたが、いい勉強になったのでもうちょっとだけ勉強を兼ねて機能拡張したいと思います。

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2009/08/16

メタセコイア プラグイン:Icchoku

選択した1個以上の頂点群を、同時に選択した1個の辺の鉛直方向あるいは指定した座標成分を固定したまま移動して、選択した辺に吸着させる Selectプラグインです。


1個の辺と、1個以上の頂点を選択して実行すると、

Icchoku09


選択した頂点群が、選択した辺の鉛直(またはその逆)方向へ移動して、辺に吸着します。

Icchoku10


頂点を整列させたり、頂点を辺上に乗せたり、いろいろと使えます。他の使い方は、この記事も参照して下さい。

動作上不具合があればお知らせ下さい。


■更新履歴

 Ver0.50 2009/08/16 (SDK Rev2.49c) 公開版

 Ver0.60 2009/09/19 (SDK Rev2.49c) X,Y,Z座標固定での移動機能を追加



「Icchoku06.zip」をダウンロード


#2009/9/19

X,Y,Z座標固定での移動機能を追加したのに伴い、記事を修正しています。

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メタセコイア プラグラインまた試作

懲りずにもうひとつプラグインを作りました。前回の TsuraIchiの派生版で、前回は頂点を面に吸着していたものを、今回は選択した辺へ吸着させます。

Icchoku01

1個の辺と1個以上の頂点を選択して実行すると、


Icchoku02

頂点を選択した線の鉛直方向に移動して、辺に吸着させます。つまり頂点、辺が一直線になります。


Icchoku05

この様に、頂点を選択して、


Icchoku06

頂点を辺上に乗せることにも使えます。


Icchoku07

立体の全ての頂点と、1個の辺を選択して実行すると、


Icchoku08

こうなります。こちらはあまり使い道は無さそうですが。。。


mkjさんの Linearに機能的に似ています。違いは頂点を整列させる方向を、端点間とするのか、選択した辺とするのか、という所です。状況によって Linearと使い分けるといいでしょう。

頂点を移動させるロジックを作るにあたっては、ノートに頂点と辺を描いて、辺の長さはルートなんとかで、内積はなんちゃらコサインθで、移動先の頂点の座標はナントカで・・・とノートが計算式でいっぱいになりまして、数学の問題を解いている様でした。

エラー処理のロジックをしっかり作りこんだら、こちらもアップしたいと思います。

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2009/08/15

メタセコイア プラグイン:TsuraIchi

選択した1個以上の頂点群を、同時に選択した1個の面の法線方向、またはX, Y, Z軸方向に移動して、選択した面に吸着させる Selectプラグインです。


1個の面と、1個以上の頂点を選択して実行すると

Tsura01


選択した頂点が、選択した面の法線または指定した軸方向に移動され、面に吸着します。

Tsura02


複数の面をツライチにしたり、立体をペチャンコにしたり、離れた2つのオブジェクトをくっつけたりと、いろいろ活用できると思います。使い方についてはこちらの記事こちらの記事も参考にして下さい。

私が使用している範囲では問題は発生していませんが、なにぶん初めて作ったプラグインですので、うまく動作しないなどの症状があればお知らせ下さい。また、うまく動作したというご連絡もお待ちしております。


■プラグイン更新履歴

 Ver0.50 2009/08/15 (SDK Rev2.49) 公開版

 Ver0.51 2009/08/15 (SDK Rev2.49) 静的リンクに変更

 Ver0.60 2009/08/19 (SDK Rev2.49) X, Y, Z軸方向への吸着機能を追加


「TsuraIchi_060.zip」をダウンロード


#2009/8/19

X, Y, Z軸への移動機能を追加したのに伴い、記事内容を修正しています。

 

 

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2009/08/13

ガンダム

今日はゆりかもめの有明駅付近でお仕事。しかも早く終わったので、これはチャンス!とお台場のガンダムを見に行きました。

台場駅までは有明駅から3駅くらいなので、歩いているうちに18mもあるガンダムがだんだん見えてくるだろうと高をくくっていましたが、歩けど歩けどガンダムは見えず。結局ガンダムが見えたのは、かなり傍まで来てから。実物大への期待が大きすぎました。

Gu01

ちょうど夕陽のガンダムが見られました。


Gu03

近くで見ると確かにスゴイ迫力です。


Gu04

ガンダムの股間。


Gu05

ガンダムの注意書き。


Gu06

ガンダムのおしり。


Gu08

ふくらはぎが色っぽい。


Gu07

パネルラインの表現がそれっぽい。


ガンプラにおいてリアルさを出すためのいろいろな塗装表現があると思いますが、この18mという実物大の模型が出す表現力に勝るものはないでしょう。ガンプラの歴史の中で塗装表現にも時代時代のトレンドがあったでしょうけれど、この実物大ガンダムの存在が、またひとつの転換期をもたらすのではないでしょうか。

この実物大ガンダムを見た結果として、全長18mで2足歩行の陸戦兵器があり得るかと問われると、それは無いだろうなと感じました。足をここまで長くして重心を高くしたり標的になりやすくなったりする必要もないだろうし、足1本やられると途端に移動できなくなるというもろさ(この時代のモビルスーツは地上では基本的に飛べないし)も大きな弱点だと感じたからです。

この実物大ガンダムは、リアルな兵器というよりは、巨大ロボット実現の夢を与えてくれるものだったと思います。ビームライフルを持っていなかったのも良かったんじゃないかな。

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メタセコプラグイン試作

見よう見まねでメタセコイアのプラグインを作ってみました。

Jy34

この様な艦橋側面にある3つの面の法線方向を均一にしたい、つまり3つの面をツライチにしたい場合に、基準とする1つの面と、他の面の頂点を選択して、プラグインを実行すると、


Jy35

この様に3つの面がツライチになります。


Jy36

正面から見ると、このように揃っていなかった3つの面が、


Jy37

ぴったり揃います。


1個の面と、1個以上の頂点を選択してプラグインを実行すると、選択した頂点群を選択した面の法線(の逆)方向に移動して選択した面に吸着させる、という処理になります。

法線方向に移動させると思ってもいなかった位置に頂点が移動し、それを移動コマンドで移動して調整すると、結局ツライチでは無くなってしまうという思わぬ弱点が。。。


この様にも使えます。

Jy38

離れているオブジェクトをぴったり合わせたいときに、面と頂点を選択して、


Jy39

面に吸着させます。


これは使える!と思って作り始めたのですが、先に書いた弱点もあり思っていたほど実用的でもなかったかもしれません(使い道はあるとは思いますが)。でも社会人1年目に Visual Basicでプログラミングして以来、およそ16年ぶりのプログラミングは非常に楽しいものでした。思っていたよりもあっさりできましたし。

もうちょっと改良するなり、これと組み合わせて使うプラグインを作ってみたりしてみようと思います。


2009.8.15追記

こんな風にも使えます。

Jy40

立体の全ての頂点と、法線がX軸方向の面を選択して・・・


Jy41

ペラペラの側面図に。

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2009/08/09

巡洋艦 工作

プラグインを自分でも作ってみようと、mkjさんの解説を読んで、なんとかメタセコプラグインの開発環境をセットアップしました。

サンプルのビルドはできたのですが、問題はここからでしょう。最近のソフトウェア開発ツールなんて使ったことないし(便利なんだろうけど複雑そう)、C++も大学時代に授業で習って以来だし。他に使う知識といえば、三平方の定理、三角関数、ベクトルの外積といったところでしょうかねぇ。3Dのことは全く知識も経験もないですが。。。


さて巡洋艦はようやく工作を始めました。

Jy33

これだけ見ると、とてもあの巡洋艦には見えません。これでうまくいくかどうか不明です。


そうそう、通勤のPSPで、先日WOWOWの放送を録画しておいた大ヤマト零号を見てしまいました。テーマ曲の「ファイナルヤマト」はいい雰囲気を出していましたけど、他の曲は何とも不思議な感じ。A銀河艦隊に、艦橋や船体後部がアンドロメダに酷似した戦艦がいたり。大ヤマト零号の必殺兵器の使い方も不思議。スケールが大きいのか小さいのかよくわからないとにかく不思議な作品でした。。。

今週末も終了してしまいました。また仕事漬けの毎日ですねぇ。また来週末。

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2009/08/02

DTM その2

前回インストールした midiom、数値入力のツールとして十分 STed2の代わりになりそうです。ただ、私の使用方法の問題だとは思うのですが、Bank Number(LSB)を変更しても、うまく音色マップをSC-55や SC-88マップに変えることができません。Program Changeで音色マップまで変えられそうなんですけど、マニュアルを読もうとしても私のマシンがVistaだからかヘルプが表示されません。。。

midiomは開発が止まっていて、Vistaへの対応にも不安があるので、数値入力可能な別のツールを探したら・・・ありました。

TAKABO SOFTのDominoです。

Dtm05

数値入力もできますし、音色マップの変更も簡単。いろいろとカスタマイズもできるようでなかなかいい感じです。

この Dominoを使っていこうと思います。「音楽は素人 & キーボードはろくに弾けない & 楽譜がろくに読めない & DAWなんて高くて買えない & 昔買ったSC-8850とかを放置しておくのも勿体ない・・・そんな人がターゲットです。」という製品コンセプトもまさに私にぴったりだし(笑)


土日しか時間は取れませんが、ペパクラも進めています。

Dtm06

ただプリンタのインク切れで、工作までは進んでませんが。

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2009/08/01

DTM

なんとなくDeskTop Musicをやりたくなりました。

まずは再生環境の整備からです。

MIDI音源のSC-88Proを引っ張り出し、PCへMIDIドライバをインストール。そしてMIDIプレイヤーとして TMIDI Playerをインストールしてみます。

Dtm03

懐かしい画面です。まず音はちゃんと鳴りました。


続いて打ち込み環境です。

シーケンサーとして、かつて愛用していたX68000用の STed2がWindowsで動かないものか、と探したらありました。

Dtm01_2

X68000と殆ど同じ画面で、懐かしい~の一言。しかし、編集はできるけれど音が鳴らない。。。X68000エミュレータで動かさないとダメかしら。


Dtm02

この「F 2」とか「C 4」などの音階と、96., 12といった音長を数値でポチポチ入力して音楽を作り上げていくのです。その数値を微妙にそして大胆に調整して、人間が演奏しているかの様なゆらぎを表現していくのです。大変そうに見えますが、これほど直接的で小回りのきく方法は他にないでしょう(でもやっぱり大変)。


Dtm04

じゃあ新しい数値入力のソフトは無いものかと探したらありました。midiomです。ちょっとイジった感じでは良さそうですが、果たしてSTed2の代わりになり得るものでしょうか。

過去のデータをイジりつつ、気が向いたら新しい曲を打ち込んでみたいです。やりたい曲は既に決まっていますが、時間も根気も無いので、まぁ少しずつです。本格的に打ち込むとなると、MIDIキーボードも欲しくなります。

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