« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月の8件の記事

2007/06/23

ヤマト建造記:手摺り

ヤマト建造もいよいよ大詰め。キットの組立説明書では「特殊工作」扱いとなっている、エッチングパーツによる手摺りをつけるかどうか考えます。

宇宙戦艦には手摺りなんか要らないと思うのですが、ヤマトの世界においては、艦内どころか甲板上も人工重力がバリバリに効いているので、落下防止のため手摺りはあってもいいのかと。それに、2つ前の記事「主砲」での写真を見ると、主砲周辺が少々寂しいので、とりあえず甲板前方の手摺りは付けることにします。

説明書での取り付け方は、ゼリー状瞬間接着剤で手摺りパーツの一点だけを船体に接着・固定し、残りの接着点は液体の瞬間接着剤を流し込んで固定する、となっています。

エッチングパーツの取り付けなんてそんなに難しいものではないだろうと高をくくっていましたが、その最初の一点の固定すら激ムズ。接着剤の量が多いとうまく固定されないし、接着位置もズレてしまい、ズレた分だけ接着剤がはみ出て汚くなるし。何度も何度もやり直してナントカ写真の様になりました。

Bym078
試行錯誤している間に塗装したエッチングパーツの色も剥げて来たので、その部分だけまたまたグレーを再塗装です。

船体側の取り付け位置に穴を開け、そこにエッチングパーツを差し込んでいく、といった取り付け方をすればうまくいくのでしょうが、私は意外と横着なので、もうこれで良しとします。


続いて後部甲板の手摺りですが、こちらは船体側面だけでなく、船体の後面までに手摺りが周りこんでいて、ちょっと手摺りの存在が重くなるのでやめようかなぁ~と思いつつ、前部にあって後部にないのもバランスが悪いので、やはり取り付けることにします。


Bym076
後部では少し頭を使って、いきなり瞬間接着剤で固定する前に、テープで仮固定し、接着剤を流し込みました。固定位置がズレないので、前部の手摺りの取り付けよりは、ナンボかマシになりました。


Bym077


まだ艦橋上部の手摺りのエッチングパーツもあるのですが、手摺りはもうこのあたりにしておきます。

完成まであとわずか、ですが作業はまだまだありますよ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007/06/21

ヤマト建造記:ヤマト色その2

グレー部分もエッジの色が剥げたり、パルスレーザー砲の砲身下部が塗れてなかったりしたので、そうした部分を再度塗装して塗装を仕上げます。エアブラシならば、塗装する範囲を小さく狭められるので、こうした塗装のメンテには大変便利です。

Bym073
デジカメでは結構明るいグレーに写る船体色のグレーですが、キット指定の塗料エクストラダークグレーで塗ると、肉眼ではかなり黒く見えるんです。で、妻が最近購入したデジタル一眼レフで撮影し、Photoshop Elementsでレベル補正してみたのですが、これでも肉眼で見る印象よりも明るく見えています。実は私はカメラ音痴で、ブログ始めるまではほとんどカメラを持ったことがなかったのですが、せっかくの一眼レフが手元にありますので、絞りやらシャッタースピードやらを理解して、模型を実際の出来栄えより良く写す技術(笑)を身につけたいものです。




Bym074

最近あまり艦首に焦点をあてていませんでしたが、最終的にこんな風になりました。波動砲発射口のクリアパーツは、ライフリングのエッジ部分を斜めにカット、カットした面だけはグレーで塗装し、砲口内部は未塗装のままです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2007/06/19

ヤマト建造記:主砲

ヤマトの主砲といえば、この3連装ショックカノンであります。

Bym070

以前の記事にも書きましたが、主砲塔の形状はPS版ヤマトほぼそのまんまです。アニメ版に比べて少々複雑な砲塔側面の面構成が、かつての戦艦大和の46センチ砲を彷彿させます。

1/350というスケール以上にずっしりとした重量感を感じさせるのは、砲身が金属パーツだからですね。塗装する前に金属パーツへはメタルプライマーというのを吹き付けたのですが、使うの初めてだったのもあってムラだらけになってしまいました。グレーを塗装してからも何度も何度もヤスリがけして、ようやくなんとか綺麗な円筒となった次第であります。


そして、戦艦大和でいう測距儀にあたる部分は、このキットを工作する人の個性が出る部分でもあります。

バンダイのキットの作例では内部を赤く塗装していますし、模型雑誌やネットでの作例でも、船体色と同じグレーであったり、内部にある2つの小さい凹だけを赤く塗装したり、スミ入れをしたり、グリーンに塗装したり、丸いクリアパーツを付けたりと実に個性的です。

私のイメージでは、やはりこの部分は赤。グレーの船体に対するアクセントの意味でも赤なのです。なので赤を吹いたあと、しっかりマスキングをしてグレーを吹きました(ここもマスキングしなくても済むようなパーツ構成だったらよかったのになぁ)。ただ、内部に小さな2つの凹があるだけも寂しいので、写真の一番砲塔の様に、内部に丸いクリアパーツをつけてみました。

使用したのは、WAVEのH・アイズ3ミニ(これは本来、ザクなどのモノアイに使うパーツ?)。透明やグリーンの色もありますが、ここにはピンクのヤツを塗装せずそのまんま接着するのが、センサーの様なレーダーの様な雰囲気が出て具合がいいようです。

Bym071

私の中での主砲のイメージに近づきました。戦艦の無骨さに宇宙戦艦らしい雰囲気が加わりましたよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/17

ヤマト建造記:動作確認

組立説明書のフローに従って、喫水線から上の船体部分を一気に組み上げていきます。

Bym067
各パーツは既に塗装済みですので、パチパチとハメ込んでいくだけの簡単な作業です。


そしてここで、ギミックの最終動作確認を行います。


Bym069
艦橋の電飾も無事点灯しました。あれだけ苦労してマスキングした艦橋内部、やはりほとんど見えません(笑)。


Bym068
ショックカノンも少々ギコチナイながらもしっかり動きます。砲身が一本ずつ仰角を変えながら砲塔が回転する様は、感動すら覚えます。高額なプラモをコツコツコツコツ作ってきた甲斐があったものですよ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/16

ヤマト建造記:スミ入れ

艦底部にスミ入れします。

ガンダムマーカーのスミいれふでぺん(ブラック、グレー)も使ってみましたが、黒系の塗料だと色が黒くなりすぎてしまいます。

スミ入れをするパネルラインって実際に黒いのではなくて、光の当たり方などで影になることで、周りより黒く見えるということだと思いますので、黒ではなく、スミいれふでぺんといっしょに買ってきたガンダムマーカーリアルタッチレッド1(ふきとりタイプ)という暗い赤のペンを使ってみます。

Bym064

この台形状の部分は、PS版ではガトリングミサイルランチャーという設定になっています。キットではここのハッチのモールドがかなり幅広くなっていますので、黒を流し込むと真っ黒になりそう、ということで、ここではスミ入れした線を見せるのではなく、ランチャーのハッチの形状をしっかり浮き出させる様に、モールドを船体表面の赤よりも暗い赤にペンで塗り、ふき取ります。

ただ、このガンダムマーカーで塗るとふき取った後の部分が妙に黄色くテカテカ光ってしまいます。これは大失敗か?とも思ったのですが、スミ入れの上から艦底色のレッドを薄く吹きなおして、テカりを落ち着かせました。

 

Bym062

こちらは艦載機発進口。以前も書きましたが発進口表面にある開閉のための取っ手はヤスリで削ってしまってます。それでもハッチの軸側を手で押し込めば開けることができますよ。

 


Bym065

第3艦橋は、平べったく意外と地味なデザインという印象ですが、スミ入れをするとグッと引き締まります。開口部の前側は黒く見えますが、ここはスミ入れではなく、第3艦橋パーツの内部をグレーに塗ったのが見えているためです。これはこれでメカっぽいのでこのままいきます。


 

Bym063

艦底部全体像。メリハリの効いた曲線美で色気もあって良いです。艦底部表面には、PS版の設定でのモールドが大量にあり、なかなかの情報量となっています。

このリアルタッチレッドでのスミ入れは、模型全体から見ると多分色が薄いと思うのですが、パネルラインなどはこんな巨大戦艦ではそうそう見えるものではないでしょうから、これでいいのです。このあと、パネルラインに沿ってグレーでグラデーションをかける手法もありますが、それも模型的デフォルメだと思いますので、とりあえず実施しません(というか、やった経験がないからうまくやれる自信がない、ともいえますが)。

艦底部の工作はほぼ終了。ようやく喫水線より上の組み立てに入れそうです。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/13

ヤマト建造記:はんだこて

補助エンジンのノズルは発光します。補助エンジンノズル前の赤い円筒部分は、左右2つのパーツから成っていて、間にLEDを挟み込む構造となっているので必然的に円筒部分には前後にパーツの分割線が入ってしまいます。

ここだけはどうしても合わせ目を消したかったのですが、そうすると、船体内部からLEDケーブルを船体外部へ通した状態で、LEDを挟み込んで補助エンジンのパーツ同士を接着させねばならず、補助エンジンの合わせ目消しや塗装をしづらいことこの上ありません。

ということで、LEDケーブルをニッパーでぶっつり切り、補助エンジンは船体から完全に切り離したところで接着し合わせ目を消去、塗装をしたのち、船体に取り付けました。

Bym059

そのため、切断したLEDケーブルを再度つなぐ必要があるのですが、ただケーブルの線同志を手でよじっただけでは、接触が悪く右側の補助エンジンノズルが発光しませんでしたので、はんだこてを買ってきてケーブルをつなぎました。


Bym061
写真ほぼ中央が、はんだでの接続部分。はんだこてを使うなんて何年ぶりでしょう。20年ぶりくらいでしょうか。




Bym060
はんだで固定後、発光ギミックを試して見ます。補助エンジンの2つのノズルが両方とも発光し、はんだ付けはうまくいったようです。

ただ、ここでこの模型からでるエンジン点火時の効果音はアニメとは違いますね。このキットでは、波動砲のエネルギー充填音->アンドロメダの航行音のゴー、といった聞こえ方をしますが、私のイメージでは、掃除機みたいな音->ぎゅいーん、といった感じなので(波動砲のエネルギー充填音と、波動エンジン点火までの充填音は全く違うのです)、違和感ありまくりです。非常に残念。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/10

ヤマト建造記:雨のち晴れ

塗っても塗っても終わらないヤマトの塗装。塗り忘れもあれば、塗りが薄い所や、ホコリが付いちゃった所、細かい塗りわけが必要な所などがまだまだあります。しかしあいにく今週末は天気が悪く、なかなか塗装をするタイミングがありません。

で、塗り終わっている赤い艦底部分から組み上げる作業をしていきます。

Bym057
苦労して塗装したのですが、エッジ部分などは結構簡単に色が剥げて下地のサフが見えてきてしまうのです。塗装が薄すぎたのでしょうか。ある程度組み上げた後で、剥げた部分をもう一度塗る必要もありそうです。そんな状況なので、せっかく可動と見栄えを両立させたのですが、艦首魚雷ミサイルは色剥げを防ぐため決して開閉させないようにします。


Bym058

艦載機発進口、第三艦橋開口部のエッジ部分もマスキングしてグレーで塗装しています。キットの作例ではこの部分は赤のままですが、赤はあくまで船体表面に塗装した色であり、開口部を開けるとメカニカルな部分が出現する、という方が私の好みですので。


大雨も降った本日ですが、夕方から急激に天気が回復しました。これはチャンス!ということで・・・


Gti03
ヤマトの塗装の続きではなく、久々に愛車のGTIを洗車しました。鳥のフンがボディに付いたまんまだったのが、ず~っと気になって早く洗車したかったんですよね。このクルマは、ボディ表面に無駄な凹凸がなく、汚れが溜まりにくく洗車しやすくて、前に乗っていたクルマとは大違いです。赤の発色もいいなぁ・・・・・・ということでヤマトの塗装はまた先送りで。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007/06/04

ヤマト建造記:艦橋内部

艦橋内部もしっかり再現されているこの1/350ヤマト。しっかり再現されているがゆえに、しっかり色を塗り分けなくてはなりません。このプラモで最もやりたくなかった艦内の塗装ですが、ここをクリアしないと艦橋全体を組み上げられないため、気合を入れてマスキングします。


Bym055
左から、艦長室、第一艦橋、第二艦橋です。

艦長室と第一艦橋は、床の色の赤、第二艦橋は床の大型パネルの緑を先に塗っておき、マスキングテープで保護してから、グレーを吹きます。果たしてうまくいくことやら・・・。



Bym056

グレーがはみ出しているところもありますが、我ながらあっぱれ、おじさん素人モデラーでこれだけできれば充分です。はみ出した部分は、筆でタッチして修正しましょう。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »