アンドロメダを完成させよう14
アンドロメダ完成版の色塗りテストとして、ショックカノン1基を工作してみました。
試作1番艦では、アニメの設定画のイメージから船体色は青みががったグレーとクリーム色でしたが、この完成版では、軍艦らしく完全なグレーとやや黄色みがかった薄いグレーとしてみました。おやぢさんのアンドロメダ、そしてSpace Catさんのアンドロメダスキーに激しく影響されています(パクリ?)。
色調はそれでいくとして、あとは宇宙戦艦としてのスケール感、説得力を表現するための塗装・汚し・表面処理をどうするのか、は難しいところ。残念ながら現代には巨大な宇宙戦艦が実在しないので、参考にするものがありません。
スターウォーズに出てくる宇宙船の様に船体表面がゴテゴテしているのも、スタートレックの様に船体表面はスムーズながらも、外板が小さな板の貼りあわせで構成されているのを強調して表現するのも、このアンドロメダにおいては何かちょっと違う気がします。
やはり一番参考になるのは現代の艦船かなと。昔の戦艦大和の時代のゴテゴテ感とは変わり、今の軍艦はステルス技術の導入もあり、船体形状や甲板上の構造物はカクカクで表面はノッペリとなってきているようです。
となると、200年後の宇宙戦艦はシームレスでノッペリつるつるになっているのが正解ではないかと。
プラモデルの塗装テクニックでは、形状的に奥まった部分を暗く、突き出た部分を明るく塗って立体感やスケール感を表現したりする様です。もちろんこの紙アンドロでもその様にグラデーションをかけたりすることによって同じような表現もできるでしょう。
しかしこのアンドロは模型としてもなかなか巨大です。つまり塗装のテクでの立体感やスケール感を表現しなくても、それは模型自身の大きさで表現すればいい。
しかもアンドロメダは新造戦艦で進宙してから沈没するまで短い期間しかなく、ほとんど汚れずピカピカの状態のハズ。
ということで、塗装は単色でのっぺりと。CADやイラレでの描きこみで立体を表現する部分のみは、明るい所と暗い所とで立体感を表現する塗装をする程度にとどめる、という方針でいきたいと思います。
と、私に想像力と技術がないがために楽して塗装するという方針に対する、長い長い言い訳でございました。まぁやっていくうちに色々と変わってくると思います。
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コメント
言い訳グッジョブ。
実際、塗装は個人の好みの問題とか塗装する人のスキルだとか手間とかでどこに折り合いつけるかが難しいところですね。
キレイな状態が好きな人もいればウェザリングバリバリのものが好きな人もいる。元からウェザリングされていればキレイな状態に復元するのは難しく、キレイな状態であれば上から塗装すれば良い、と考えればキレイな状態がベストの選択かな、と思います。まあ、模型屋さんで聞いた意見ですけど。
投稿: KMC | 2006/08/13 12:49
確かに模型での塗装には大きな個人差がありますね。それに時代時代でのトレンドもあります。昔はモビルスーツの汚しと言えば、塗装が剥がれた状態を銀色で表現するモノでしたが、今となってはかなりクラシカルな手法なのでしょうし。
ペパクラにおいては、なるほどやはりキレイな状態がベストでしょうか。確かに汚しの入ったものをキレイな状態に戻すのは困難ですね。
私のアンドロにおいては、「汚し」よりは、立体感を表現する上で必要な箇所を自然な感じで表現していく、といった感じでいきたいと思います。
投稿: butchy | 2006/08/13 16:40
リンク先を覗いてみました。やはり「さらば~」の地球艦隊が好きな人は結構いるんだなぁと思いました。皆さん塗装やディテールに凝ってますね。そういえばメガハウスのヤマトの食玩も「汚れ」がはいってますね。
宇宙空間にいる新造艦がこんなに汚れてるかななんて思ったりしましたが、まぁ妥当かなとも思います。
自分はなにか製作する技量もないので、ぶっちーさんのページを見ながらメガハウスから第3弾がでることに期待したいですね。
アンドロメダと主力艦が手に入ったので次回は巡洋艦と護衛艦の登場に期待です。
投稿: quogli | 2006/08/13 18:14
「さらば」の地球艦隊は根強い人気です。それ以降の地球艦隊があまりにパッとしないというのもあるかも知れませんが。。。
メガハウスはあまりにサイズが小さいので、汚しや立体感を表現するための陰影などがオーバーすぎる様に見えてしまうのですよね。というか、オーバーにしないと小さすぎて目立たなくなってしまうのですね。
第2弾もコンビニからはすっかり無くなってしまったので、第3弾にも期待できそうです。巡洋艦、駆逐艦、護衛艦、パトロール艦、空母も登場してもらって、地球艦隊集結できるといいですね。
投稿: butchy | 2006/08/13 18:48
やはり色がつくと立体感が増し、かっこいいですねぇ!特にこの「薄いグレー」ってのはシブイと思いますよ。
確かに紙の上で色と線により立体感を出すってのは難しいですね・・・プラモデルならスミ入れとかウェザリングで簡単に立体感が出せますが、紙の上ではいかにそれらしく描けるかっていうテクニックが問題になってきますから・・・その点butchyさんのテクスチャは「立体感」バッチリだと思いますよ!
あとKMCさんのコメント、なるほどなぁーって思いました。
投稿: Time-Ring | 2006/08/14 00:29
Time-Ringさん
ありがとうございます。シブくするもアニメっぽくするも色次第で、面白くも難しいですね、色塗りは。
ペパクラではスミ入れとかはできないですが、ペパクラにはペパクラならではの表現もある(例えばとても人間の手では描けないような細かい表現とか)と思うので、そのあたりを開拓していければなぁと思っております。
このアンドロメダのモデリングは、全体として自然に見えるようにデフォルメやメリハリを付けているので、同じように自然に見えるようにメリハリを付けて塗装していきたいです。
投稿: butchy | 2006/08/14 20:56