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2005/01/11

中国は自動車大国だった

冬休みを長めにとって1月7日から3泊4日で北京へ旅行に行ってきました。

最も寒いこの時期はシーズンオフなのか、ツアー参加者は我々夫婦2人だけ。現地のガイドさん、運転手さんと我々の4人が1台のセダンで北京のあちこちを周るというちょっと変わった旅行になりました。

中国といえば朝の自転車での通勤ラッシュが凄いというイメージでしたが、今の北京は違いました。

北京の朝は自転車ではなく、車の凄まじいラッシュなのでした!

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走っている車は日本車が多いのかと思いきや、フォルクスワーゲンやアウディといったドイツ車ばかり。タクシーの多くはシトロエン。あまり目立たない日本車の中で多く走っているのはホンダと続いてマツダ。トヨタや日産は少ないですね。ヒュンダイも多いです。

ガイドさんの話では、これらの車の多くは欧米や日本・韓国の企業と中国の企業との合弁会社によって中国国内で作られたものだそう。ただし日本のメーカーは技術の流出を恐れて中国企業との合弁に後ろ向きだったため中国市場参入に出遅れ、ドイツのメーカーのシェアが大きくなった様です。

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これは北京で非常に多く見かけるVWのサンタナという車です。

車の種類は多くが4ドアセダン。オデッセイといったミニバンも多いです。しかし超高級車やスポーツカーは僅かで、私が見た数少ないスポーツカーは、マツダ(ユーノス)ロードスター、ランエボ?、ヒュンダイの2ドアクーペといったところ。我々のクルマを含めて中国を走る車はマニュアルミッションが多いようです。

ガイドさんの話によると、今の中国の若者にとって家と車を購入することが夢で、これだけ車社会になると、北京のほとんどの若者が車を購入するそうです。

車はさぞかし高価なものかと思いきや、今や中国では車の低価格競争が激しく、中国製であれば10万元(約140万円)で購入できるとのこと。我々が乗っていたボディサイズの大きいV6のクルマも15万元くらいで、月収が1万~1.5万元の人も多くなった今では決して購入できない金額ではないです。ただしトヨタ車などの輸入車は50万元くらいで、購入できるのはかなりの裕福層です。

そしてスゴいのが中国の人の運転マナー。相手に譲るということは全くせず、隙間が空いたら先に車のノーズをつっこませるのが常識です。

車線変更でもほとんどウインカーは無く、出すのは強引に車線を変更する時くらい。前の車が自分の車よりゆっくり走っているときはクラクションでアオります。信号が青になった直後に前の車が発進しなかったらクラクションの嵐。横断歩道を歩行者が渡っていて日本だったら歩行者を優先させて車は待つという状況でも、車は人のすぐそばをガンガンすり抜けていきます。

でもそれよりスゴイのは歩行者と自転車。

自転車は片側3車線の車道の真ん中の車線を普通に走ったりしています。もちろん後ろからスピードを出してやってきたクルマは自転車を見つけてクラクション&急ブレーキ。

歩行者も赤信号や信号がないところであっても、自動車の流れの切れ目が少しでもあると平気で車道を横断します。

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赤信号の横断歩道を若い男女と後ろの赤い服を着たおばちゃんが渡ろうとしています。
ということは車は全く来ないのでしょうか。。。

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おばちゃんの後ろをタクシーが通り過ぎていきます。これくらい車と近くてもおばちゃんは信号無視して横断歩道を渡るのです。

我々が乗っている車の前にも自転車が横断しようと出てきて、車は時速100キロから急ブレーキ。危うくひいてしまうところでした。

ガイドさんの話では、中国全土では月に8万人が交通事故で亡くなっているとのこと。このガイドさん、日本語は達者ですが時々アヤシくなるので年に8万人の間違いかもしれませんが、仮にそうでも日本の約10倍の死者がいるわけで。この数字は異常です。

ドライバーの運転マナーはお国柄による部分も大きいと思いますが、中国ではドライバーのマナーはもちろん、歩行者や自転車の運転者への交通ルールを徹底させるということがまずは重要であると感じました。

交通違反で警察に捕まる人も多いそうですが、人口が13億人じゃあキリがないでしょうねぇ。。。増加する車の台数に安全への対策が追いついていない感じです。

我々も自動車事故の現場に遭遇しました。我々の車のドライバーの運転技術はとてもよかったので事故にはなりませんでしたが(それでも前の車へのクラクション攻勢は凄かった)、今後、日本人観光客が自動車事故に巻き込まれることも増えてくるのではないかと思います。

18歳から運転免許を取得可能なのは日本と同じですが、中国では70歳を超えた人は自動車の運転を禁止させられるとのこと。特定の年齢からの制限という方法が最善かどうかはわかりませんが、高齢者の運転による事故を防ぐための規制があるのはいいことかと思います。私自身も生涯運転していたいですが、運転能力が衰えたらいつか免許を返上すべきでしょうからね。

ゆっくりとした動きの太極拳が行われている公園のそばで、大量の車が猛スピードで通り過ぎる中国。日本では見られない様な高級高層マンションが立ち並ぶ中国。人間国宝と名乗る書道家が巧みな技で日本人の心を魅了し大量の日本円を吸い上げるといったものスゴイ商売根性の中国。。。北京の人々の活気は凄まじいもので、ついに13億人を突破した人々の持つポテンシャルは侮れません。日本はもちろんのこと、うかうかしているとアメリカをも抜いて世界一の大国となる力を持っているのではないでしょうか。私が3台続けて愛用しているThinkPadも、次に買い換える時は中国Lenovo(聯想集団)製になっているハズですからねぇ。

その一方で、経済が右肩上がりで成長し国民の賃金も増えているとはいえ、かつてはあった社宅制度も無くなり、失業したときの補償も全くなく、貧富の差は広がるばかりという国民にとって厳しい現実も。。。

4千年の伝統と美味しい食事。北京は観光地として素晴らしい所でした。食事は、高級食材を使わなくても日本のちょっとした高級中華料理店よりも美味しいものを腹いっぱい食べられます。中国の経済成長に貢献した結果、私の体重も2キロ成長。ダイエットに励まなくては。。。

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